BS01の自己診断を実施してみました(ノズルヒータ温度測定編)

3Dプリンタ

BS01で発生している問題

フィラメント出力時に、モータが空回りするような状態になり、溶解したフィラメントがうまく出力されなくなってしまっている

フィラメントがうまく出なくなる症状の原因特定をすべく各所の温度測定実施しました

写真はサーモグラフィでBS01を撮影したものです。

フィラメント出力異常時に考えられる問題

今回はフィラメントの出力がうまくいかない原因として下記1から5を選定。 順番に確認を行っていきました。

確認内容

  1. ヒーター温度設定が適切ではない(ABS240度程度/PLA200度程度)
  2. エクストルーダのギアの固定ネジが緩んでいる
  3. ノズルで詰まりが発生している
  4. ヒートブロック(ノズル)からバレルにかけて温度異常となっている
  5. バレル内で詰まりが発生している

上記、1−5のうち3までは確認を行い 問題なし と判定している。

  1. ヒーター温度設定が適切ではない(ABS240度程度/PLA200度程度)
    →スライサー設定温度・フィラメント種類に問題無いことを確認 [問題なし]
  2. エクストルーダのギアの固定ネジが緩んでいる
    →全ギアのセットスクリューが緩んでいないことを確認 [問題なし]
  3. ノズルで詰まりが発生している
    →新品のノズルを用意し同一条件で出力を確認したが改善なし [問題なし]
  4. ヒートブロック(ノズル)からバレルにかけて温度が異常となっている
    →今回の確認
  5. バレル内で詰まりが発生している
    →後日

今回は4の確認を行いました。

確認結果

サーモグラフィを使ってノズル温度200度での各部位の温度状態を確認しました。確認結果は…

◯ヒートブロック温度…OK →設定温度付近が望ましい

ヒートブロック温度(204度)
ヒートブロック温度

◯ノズル部中間温度…OK →明らかに低すぎなければOK?

ノズル中部温度(161度)
ノズル部中間温度

◯ノズル先端部温度…OK →明らかに低すぎなければOK?
 実際にフィラメントを出力していないためこの程度で問題無いと考える。

ノズル先端部温度

◯バレル中盤温度…OK →ノズルより低くフィラメントが少しやわらかくなる程度の温度

◯バレル上部温度…OK →ノズルよりかなり低くフィラメントはあまり変形しない程度の温度

  各部位の確認の結果、ノズルヒータ関係の温度は問題無いとの判断をしました。次回はバレル内部の確認を行っていきます。

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